ドリ子です。パースではもうすぐイースター&スクールホリデーです。
いつもより少し長いスクールホリデーになりますので何処かに行こうかと、お考えの方も多いかと。
そこで今日からは、パースから南のサウスエリアのご紹介をしていきたいと思います。
サウスのジャイアントツリーといえば、ウオルポールの町の近くにある観光地ツリートップウォークが有名ですが、今回はそちらとはまた別の、知る人ぞ知る高さ70m以上のジャイアント・ティングルツリーをご紹介します。
ティングルツリーとは
テイングルツリーは700-800も種類があるといわれるユーカリの木の1つの名称です。
降水量が1200㎖以上の所でしか育たないため氷河期より数は減少。
その為パース近郊では見られないユーカリの種類です。
幸いにもウオルポールエリアはぞのままの自然が多く残され環境も変っていないためこのエリアに来ると一気にテイングルツリーが目立ちます。
寿命は400年以上、幹周りは最大24ⅿ、高さは75ⅿ以上にも達し、西オーストラリアでは一番背の高い木ともいわれています。
そしてオーストラリアでは避けられない森林火災で、幹の内側が燃えてもたくましく生き残り成長をし続けます。
テイングルツリーがなぜ有名になったのか。
パース在住者ならウオルポールの町の近くにある観光地ツリートップウオーク、バリーオフジャイアントの名前は聞いたことがあるかも知れません。
バリーオフジャイアントの散策路で,間近でご覧頂けるのがこのテイングルツリーです。
もともと山火事で幹の内側が燃えた部分に観光で訪れた人がその中に車を停めて写真を撮ったことがこの場所が注目を浴びるきっかけになりました。
多くの人々がこの場所を訪れるようになり、テイングルツリーに変化が見られるになりました。
テイングルツリーの特徴の一つにこれだけの大きく成長し生き延びる術として根は浅く張っています。
車がたくさんやってきたことにより浅く張った根はダメージを受けてしまいました。
こうしたダメージから守るため作られたのがツリートップウオークとバリーオフジャイアントの観光施設です。
歩道を設ける、歩道橋を掛けることにより根へのダメージを避けるように工夫をしました。
木も守り、人々もこの貴重な木々を見る機会が持てるという事ですね。
ジャイアントテイングルツリーへの行き方
ジャイアントテイングルツリーはバリーオフジャイアントとは別の場所にあります。
メインの1号線South Western HighwayからHill Top Roadに入る際、オーストラリア共通の観光地のサイン、茶色の看板でGiant Tingle Tree”のサイン有りです。
注意する点は時計回りの一方通行の道になります。
実は私も行った際Google MapでGiant Tingle Treeと検索した際Gully roadの道から入ってしまい、途中から一方通行のための立ち入り禁止のサインを目にし、一瞬諦めかけました。
砂利道となり2WD、4WDの必要はないですが、数キロでは有りますがラフな道が続きます。
駐車場には簡易トイレ完備。カフェ等は無しです。
駐車場の所にも大きなテイングルツリーがありますが、これはジャイアントテイングルツリーではありません。
これかと思い写真をめちゃくちゃ撮っていた私。。
よく周りを見渡してみると1周約800m散策路のサイン、地図有り。
道中にはいくつかの説明パネルが置かれています。
いくつかの曲がり角を曲がりついに念願のジャイアントテイングルツリーと対面!!!!!
先ほど駐車場で撮影していたテイングルツリーとは比べ物にならない大きさ。
ユーカリの一種のティングルツリーは高さ75メートルにも成長し、ユーカリの中でも巨樹となります。
浅い根を張る木のために、湿った土壌で安定性を保持しています。
こちらのティングルツリーの幹周りは24メートルにもなり、樹齢は400年以上になります。
木を支える幹の半分以上が火事と腐敗で無くなり、空洞になり反対側が見える状態ながら、トップは見事な新緑の葉っぱが茂っています。
正面からみた感じ。
ジャイアントテイングルツリーの説明も記載。
400年近となると、ここがまだオーストラリアという国ではなかった頃から、この国の歴史を全部知っている、見てきたんだろうなあと思いを馳せるだけで不思議な感じです。
隠れ森林浴パワースポット
到着まではどんなところなのかと道も駐車場も舗装されていない自然のままの場所なので不安になるかもしれません。
到着すると説明サインも多く、散策路も整備され立派な観光地。
お店等もない分、落ち着いていてただ聞こえるのは鳥のさえずり。
ここはパースの丘からアルバニーの町まで約1000キロ続くトレッキングの一部となっています。
百聞は一見に如かず
樹齢400年のジャイアント・テイングルツリーから木のパワーを貰いに行ってみてください。
行って良かったと思える隠れパワースポットです。